映画

昨日、東京に来て初の映画として巨匠ゴダールの「アワーミュージック」を見るはずでした。ただ、渋谷で迷子になって、映画館に着くのに1時間かけてしまって見れませんでした(笑)
そこで、代わりに憂さ晴らし(?)をかね見たのが石川寛監督の「好きだ、」でした。

はっきり言って、これまでの映画を覆すものでした。BGMはほぼ自然音だけ、けっこう空が映ってて間も多い。でも、それが現実味を持って感じられた。だって、現実では、よくある映画のようにやつぎばやに言葉が出てくるなんてありえないし、話ながら何らかの音楽が自分の中を流れているなんてありえない。パンフレットによると、監督は台本を見せなかったり先々どうなるか教えなかったり相手役に撮影が始まるまで合わせなかったりとより現実味を持たせようとしていたみたい。音楽ではなく、空気で心情を表現するというこれまでになさそうな手法はおおよそ成功していたと思う。

P.S 迷子のあと偶然入ったレストランでICU週刊紙「ウィークリージャイアンツ」を開いていたら、斜め前の女性に話しかけられた。5年前の卒業生だという。迷子も悪くない