皇室典範について

紀子様ご懐妊おめでとうございます。出産できるだけが女性の価値ではないと言われるかもしれませんが、皇室の将来にとっては重要なことです。
これで、一旦は皇室典範問題もお流れということみたいです。名前は忘れてしまいましたが高崎経済大学憲法学者の「神武天皇Y染色体」という話はとても印象的でしたが、中途半端に自然科学的な理論を入れるのはいかがなものかなと思います。まず、神武天皇がいたのか完全に確証がないのに、「Y染色体」がどうのこうのと言われても困るという気がします。広辞苑が正しいとはいいませんが「記紀伝承上の天皇」と書かれており確実にいたとは書かれていません。広辞苑は、左翼系の「岩波書店」出版だからあてにならないと言われるかもしれませんが、そんなものならこんなに辞書としてメジャーにならない訳で(つまり「週刊金曜日」みたいな扱いになる訳で)、メジャーであるということは広く一般大衆うけするバランスのとれた辞書であるということが言えるのではないかと思います。まあ、畝傍山東北陵(うねびやまねうしとらのみささき)の調査ができればわかると思いますが。
次に、いつから天皇家があったかは知りませんが、チャイニーズマフィアのボスの家系なみに長く、いや天皇家に失礼ですね犯罪組織を比較にあげるのは、言い直してみるなら、孔子一族なみに長く伝統のある一族の継承にわざわざ「Y染色体」を出して来るほど天皇家の価値は低いものなのか、理屈の説明の付かない(Y染色体以上の)何かがあるから皇室が政府の保護下に置かれている訳でそれを理屈で説明しようとするのは浅はか(学識ある教授に失礼な言葉だと思いますが)ではないかと思います。私には、その価値がわからないのですが、少なくともいわゆる保守派にとって何らかの理屈を超えた価値があるはずです。私にわかる価値は、古くからの皇室文化を継承するということです。その為には、「Y染色体」は関係なく、ちゃんと皇室文化を理解しているかということが関係してきます。神事の類では優越をつけがたいので、やはり伝統芸術その中でも全員がたしなんでいるとされる「和歌」で選ぶのがいいと思います。古文的な和歌を詠む政治的中立な歌人を集め有識者会議を作り、皇室の人間の書いた和歌(無記名)一首若しくは数首から彼らがいいのを一つ選ぶとか
国会に天皇継承特別委員会を作りそこで和歌を選ぶとか、和歌を国民投票するとかしてそれを詠んだ人を天皇にするのがいいのではと思います。
そうすれば、女系問題も何もなくなります。めでたしめでたし